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リヒトグラフの強み

映像制作は、大人数で行うバトンリレーに似ています。
複数の関係者の判断が重なりながら進むため、意図や優先順位が曖昧なまま進むと、後工程で認識ズレが生じやすくなります。その結果、手戻りや摩耗が増え、進行が遅れる要因になります。

だからこそリヒトグラフは、編集技術に加えて、意図と優先順位を言語化して共有することを大切にしています。オフライン編集が終わった後、次工程へきれいにバトンタッチできる状態を整えることも、その一つです。

具体的には、以下の取り組みを通じて、意図と優先順位を共有しやすい形に整えています。

1. 元オンラインエディターだからこそ、完成を前提にオフラインを組み立てられる

2008年にIMAGICAでAutodesk Flameを用いたオンライン編集・コンポジット業務に従事し、映像の最終仕上げ工程からキャリアをスタートしました。


そのため、仕上がりを踏まえながらオフライン編集を組み立てられることが強みです。構成やテンポだけでなく、その後のオンライン編集やグレーディングまで含めて判断できるため、後工程での手戻りを抑えやすくなります。

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VFX・仕上げ工程を俯瞰するために作成したワークフロー図。

完成工程を理解したうえで、前工程の判断を組み立てています。

2. 感覚で済ませず、意図を言語化する

編集を進めながら意図や優先順位を言語化し、監督とのすり合わせを丁寧に行います。
「なぜこの構成なのか」「どこを優先しているのか」といった判断の前提を整理しておくことで、試写の場でもクライアント様にとって分かりやすい説明の材料になります。
試写に立ち会ったクライアントご担当者が社内に持ち帰り、関係者に説明するときにも、試写で見聞きしたことが具体的な判断材料になります。

 

また、技術発信を通じて「専門外の方に伝わる整理のしかた」を継続的に磨いていることも、説明の精度を支えています。

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技術発信や出版を通じて、専門外の方にも伝わる言葉と整理のしかたを継続的に磨いています。

3. 申し送り(PDF)で認識ズレを抑える

試写後は、次工程へ引き継ぐ申し送り資料(PDF)として丁寧に整理します。
編集意図の共有だけでなく、作成したEDLやXML、タイムライン構成なども資料化し、判断の前提がぶれない形で引き継ぎます。


オンラインエディターやカラリスト、MAミキサーが扱いやすいデータづくりを心がけることで、次工程での認識ズレや手戻りを抑え、進行を安定させます。

試写後の修正意図を整理し、次工程で迷いが出ない形に整えた申し送り資料サンプルです。

編集者プロフィール

スクエア_ジャケット.jpg

和田 光司

Offline Editor / Motion Graphics Designer

2008年にIMAGICAでAutodesk Flameを用いたオンライン編集・コンポジット業務に従事し、映像の最終仕上げ工程からキャリアをスタート。映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『東京グール』にコンポジターとして参加。

その後、オフラインエディターへ転向し、広告映像を中心に編集業務を行う。
編集では意図と優先順位を言葉にして共有することを大切にしており、その積み重ねが、ACC受賞や出版、Adobe公式コンテンツ(アドビことはじめ)企画・制作などの実績にもつながっている。

■受賞歴
2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
フィルム部門 クラフト賞(エディター)

■著書
『一気にビギナー卒業!動画でわかる After Effects教室』(技術評論社)

 累計発行部数15,000部

■出演・制作
ワコム公式|Wacom Intuos Proレビュー(出演)
アドビ公式|アドビことはじめ After Effects編(企画・制作)

■登壇
Adobe MAX Japan 2023

■自社メディア
YouTubeチャンネル「サンゼのAfter Effects教室」

​登録者4.8万人

■資格
JPPA認定 映像音響処理技術者

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